猫森集会 第10回(2011年)9月17日~9月26日

10回目となる「猫森集会」。タイトルには≪10th Anniversary≫の文字が。お祝いムードに包まれた「猫森集会」、今回も魅せてくれました!

2011年9月25・26日(日)(月)

Dプログラム 「異次元 Tea Party」

セットリスト

2011年9月25・26日(日)(月)Dプログラム「異次元 Tea Party」
ゲスト:THE 卍[ROLLY(Vo./G.)・佐藤研二(B.)・高橋ロジャー和久(Dr.)]

  1. 三日月の女神
  2. 第5の夢・そっくり人形展覧会
  3. 第2の夢・骨の駅
  4. Elfin
  5. パラソル天動説
  6. KARA-KURI-DOLL~Wendy Dewのありふれた失恋~
  7. さよならDINO
  8. ねむの花咲けばジャックはせつない
  1. サボテン
  2. かおのえき
  3. カイの迷宮~文字のない図書館~誰かが笑っている
  4. 不眠の力
  5. 王国
  6. しっぽのきもち
  7. ヤマハ発動機社歌
  8. ねこの森には帰れない
アンコール
  1. 素晴らしき紅マグロの世界
  2. 銀河通信 (※26日のみ)

回顧コメント

 ROLLYさん、佐藤さんの猫森登場は過去にありましたが、今回はこの2人が在籍するバンド、THE 卍。バンドがまるごと「猫森集会」のゲストに来るというのは初の試みです。オープニングは、THE卍と石井AQさんの男4人による『三日月の女神』。谷山さんがいない演出には会場からもどよめきが起こっていましたが、その何とも言えない雰囲気は、これからのステージの期待感をより一層高めてくれていました。

 そして、『そっくり人形展覧会』の冒頭とともに谷山さん登場!ROLLYさんのシアトリカルな演出と谷山さんとの掛け合いがぴったり、単にセリフという域を超えています。続く『骨の駅』では佐藤さんがチェロに持ち替えます。生のチェロが会場の空気を振るわせ、様々な感覚に訴えかけていきます。谷山さんとROLLYさんのハーモニーが混ざりあい、2人の感覚の一致が伝わってきました。また、2人だけでなく、この5人が異様なまでに浸透して一体化しているのです。ロジャーさんが「クイーンとケイト・ブッシュを彷彿とさせる」と言ったほど、ギターがうねりドラムが体の芯に響く『Elfin』。『KARA-KURI-DOLL』では、音で遊ぶ大人な音楽家たちを見せたかと思えば『さよならDINO』ではサイケデリックな部分が炸裂。恐ろしいほど幅広い表現力を持つユニットが誕生したようでした。

 会場が最も震えたのが、『ヤマハ発動機社歌』。圧巻...言葉が浮かばないのです。ただ言えるのがあの瞬間、日本一過激で前衛的なライブ会場と化していたこと。猫森が生んだ化学反応。今年も、大きな拍手と歓声の中幕を閉じました。

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