猫森集会 第9回(2010年)9月18日~9月27日

記録に残る猛暑だった2010年の夏ですが、「猫森集会2010」は、夏から秋へと季節の移り変わりを強く感じたものとなりました。

2010年9月26・27日(日)(月)

Dプログラム 「みのめるへん」

セットリスト

2010年9月26・27日(日)(月) Dプログラム「みのめるへん」
ゲスト:みのすけ(G./Cho.)

  1. 三日月の女神
  2. ダイエット
  3. 楽園のリンゴ売り
  4. 洗濯かご
  5. 神様の悪ふざけ
  6. 銀河鉄道の夜
  7. きれいな石の恋人
  8. SAKANA-GIRL
  1. 片恋の唄
  2. 神様
  3. 星より遠い
  4. しまうま
  5. きみのそばにいる
  6. 人形の家
  7. あかり
アンコール
  1. かおのえき
  2. さよならのかわりに(※27日のみ)

回顧コメント

 Dプログラム。ゲストを迎える前に、まずは、谷山さんと石井AQさんで、『三日月の女神』。続いて、谷山さん的メルヘン成分の多い曲として『ダイエット』『楽園のリンゴ売り』『洗濯かご』が演奏され、ゲストの登場前から、会場はすでに谷山ワールド。

 ゲストは、劇団「ナイロン100℃」で看板俳優として活躍されているみのすけさん。元々は、ミュージシャンで、バンド「有頂天」のドラマーとしてデビュー、その後も「筋肉少女帯」のドラマーとして活躍。しかし、今回はギターとコーラスでの参加となりました。そんなみのすけさんの登場で驚かされたのが、谷山さんとの相性のよさ。少年っぽさを残しつつ温かみがあるボーカルが谷山さんとのピッタリ。これは新たな発見でした。

 後半の見どころが、俳優であるみのすけさんによる朗読との組み合わせ。「グリム童話」から、谷山さんがお気に入りという2話をセレクトし、曲と合せるという試みです。朗読をするのは、もちろんみのすけさん。「賢いエルゼ」は登場人物も多く、全て声色を変える朗読姿に引き込まれ、人気俳優の凄さを感じさせられました。その後、演奏された『神様』も物語と連動性があり、とてもユニークな組み合わせ。谷山さんの構成力には脱帽させられます。

 ラストは、谷山さんから「パーッとした歌がいいと思って『素晴らしき紅マグロの世界』に継いで、2番目にハッピーな曲を選びました」と前置きされて『かおのえき』が披露されました。みのすけさんのギターがエッジをきいて、格好良く、それまでに見なかったほどエモーショナルな演奏が会場に響きわたります。パーッとした気分にはなったものの、鳴り止まないダブルアンコールの嵐。ラストは『さよならのかわりに』。全てが終わった瞬間、会場にはピアノバージョンの『さよならのかわりに』が流れ、満たされた気持ちになりながら2010年の「猫森集会」は幕を閉じました。

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