猫森集会 第8回(2009年)9月12日~9月21日
「猫森写真館」も残すところ、今回分を加えるとあと2回!ゲスト陣は、2008年と3組が同じ…ですが、やはり!といっていいほど表情が異なるものとなりました。
2009年9月12・13日(土)(日)
Aプログラム 「ネコのさとがえり」
2009年9月12・13日(土)(日)Aプログラム「ネコのさとがえり」
ゲスト:斎藤ネコ(Vl.)
- 猫が行く
- 銀河通信
- 僕は鳥じゃない
- てんぷら☆さんらいず
- パセリパセリ
- 影ふみ
- 手品師の心臓
- メリーメリーゴーラウンド
- 夜のブランコ
- おもちゃ
- かくしんぼ
- 鬼こごめ
- しまうま
- 青帽子ツアー
- 漂流楽団
- 人生は一本の長い煙草のようなもの
アンコール
- NANUK
2009年、最初のAプログラムは、谷山さん、石井AQさん、そして長年一緒に組んでいる斎藤ネコさんと揃って、『猫が行く』で幕を開けました。谷山さん自身が「猫森集会ベーシック」と称するほど、お馴染みのメンバー。
2曲目からは、「なんとなく選んだ」という『銀河通信』『僕は鳥じゃない』『てんぷら☆さんらいず』と続きます。もちろん、なんとなくなるはずなく、秋の夜にピッタリなバイオリンが生きる『銀河通信』。間奏とエンディングに向かうバイオリンの音色が圧巻の『僕は鳥じゃない』、ポップでリズミカルなバイオリンが心地よい『てんぷら☆さんらいず』。あっという間に3人のワールドへ引き込まれてしまいます。
途中、「お子さんがいるゲストにふさわしい子供の遊びシリーズ」へ突入。斎藤ネコさんのご家族が会場にいらしていたということもあり、普段あまり聞けない、ネコさんの娘さんの話も飛び出すなど、いつもとは少し異なるトークも。そうして演奏された『パセリパセリ』『影ふみ』。コンサートで演奏するのは、久しぶりという2曲が続けて披露されました。
終盤は、ネコさんがアレンジしてくれたシリーズということで『しまうま』『青帽子ツアー』『漂流楽団』。ネコさんがアレンジしたということもありますが、クラシカルでポップ、谷山さんとネコさん、双方の魅力がたっぷりと堪能できる3曲でした。そうこうしている間に、ラストの曲。MCで「ネコさん、ゲストの割にあまりしゃべらなかったですね」と谷山さん。すかざす「何も訊かれていないし...」とボソッと答えるネコさん。長年のコンビネーションから生まれる愛のあるやりとりがほほえましい一面も。ネコさんは過去に「オールリクエストプログラム」要員とされていたことに対し、「あのどうしようもない緊迫感は、毎回、死ぬかと思っていた」と初めて本心を暴露。笑いを誘いながらも、ラストは、DVD「うたのえほん」に収録されている『NANUK』で、美しい余韻を残しながら幕を下ろしました。